ホンマでっか!?TV｜どんな血液型でも輸血が出来る「Rh null」って何？日本人は誰？どこに保管されているの？｜10/23
今日放送のホンマでっか!?TVにてどんな血液型でも輸血が出来る「Rh null」が紹介されます。
そんな血液型を持つ日本人が一人だけいるそうです。皆さん気になりますよね?
そこで今回は「ホンマでっか!?TV｜どんな血液型でも輸血が出来る「Rh null」って何？日本人は誰？どこに保管されているの？」について紹介していきたいと思います。
ホンマでっか!?TV｜どんな血液型でも輸血が出来る「Rh null」って何？
Rh因子（アールエイチいんし）とは、血液型を決定する因子の一つ。
血液型では、ABO式はよく知られていますが、Rh式については聞いたことはあるがあまりよく知らないという方が多いようです。
現在は40種以上の抗原が発見されているが、
一般に輸血などの際に強い影響を与えるD抗原を持っている場合をRh 陽性「Rh(+)」、
持っていない場合をRh 陰性「Rh(-)」といいます。
日本人では200人に1人がRh(-)で、ほとんどの方はRh(+)です。
血液型不適合による反応が起こるのは、母親がRh(-)で授かった子供(胎児)がRh(+)の場合です。
母親も子供もRh(+)同志、あるいはRh(-)同志の場合には何ら問題はありません。
「Rh null」とはRh抗原がすべて存在しない型です。
なので血液型さえ合えばだれにでも輸血ができるのですが、
Rh抗原のある血液（Rh-や-D-なども含む）を輸血するとRh nullの人は血液が凝集するのはもちろん、
これ以外に軽度の貧血や赤血球の変形や赤血球の寿命が短くなる問題を起こす場合があり、Rh null症候群といいます。
ホンマでっか!?TV｜どんな血液型でも輸血が出来る「Rh null」の日本人は誰？
詳しくは書かれていませんでしたが、1973年7月, 湘南赤十字血液センターにおいて市販の抗Rh, 抗Hr血清の
いずれにも反応しない血球をもつ献血者が発見されました。
その人は男3人女2人兄弟の第1子で長男です。
さらに家系調査を行った所、第4子である次男にも長男と同じく,
いずれのの抗Rh, 抗Hr血清にも反応しない血球を発見しまた。
家族関係は両親の女親同志が姉妹の関係にある、いとこ同志の近縁結婚でした。
この情報から「Rh null」の日本人は神奈川県湘南出身の男性だと思われます。
ホンマでっか!?TV｜どんな血液型でも輸血が出来る「Rh null」の血液はどこに保管されているの？
そんな黄金の血液が保存されているのは
イギリスのInternational Blood Group Reference Laboratoryという研究施設です。
通称：IBGRL
黄金の血液はこの施設でしか保存されていません。
保存方法はかなり厳重で、1パック、1パック分けられるのはもちろんですが、
保存方法も一切混ざらないように完全に個別で処理が行われます。