「仮面ライダージオウ」のオーマジオウの正体は実はいい人?隠された真実とは?なぜあのような結末になったのか【twitterで話題】
今月25日に仮面ライダー20作目を記念した「仮面ライダージオウ」が最終回を迎え、衝撃的な最後にtwitterで話題騒然となりました。
twitterのトレンドは全部ジオウ関連で埋められてましたね。
実はtwitterで当初「最低最悪の魔王」と呼ばれていたオーマジオウがいい人なのでは?という意見が出ています。一体どういうことなのでしょうか?
そこで今回は「「仮面ライダージオウ」のオーマジオウは実はいい人?隠された真実とは?なぜあのような結末になったのか【twitterで話題】」について紹介していきたいと思います。
「仮面ライダージオウ」のオーマジオウは実はいい人?
映画Over Quartzerにおいて歴史の管理者「クォーツァー」が「平成ライダーという『世界観も設定もバラバラな存在』を平成という歴史やその時代に生まれた存在もろとも消し去る」という大暴挙に出る中で明かされた真実。
それは、オーマジオウが未来のソウゴ本人であること、そして未来の人々には本作での織田信長のようにオーマの日の出来事について事実が歪められて伝えられていた可能性があることでした。
この事から、「実は事実が歪められているだけで、オーマジオウ自身は正義のための行動をしている」ということになります。
劇中描写を見る限り、オーマジオウの時間軸におけるソウゴは、レジェンドライドウォッチを全て継承した段階で実は影武者だったという「役割」を明かされ、「オーマの日」にてオーマジオウになることでクォーツァーのライダー3人を何とか倒したがカッシーンやダイマジーンによる惨劇自体を食い止めることはできず、さらに生き残ったクォーツァーによって全ての責任を押し付けられ「最低最悪の魔王」に仕立て上げられた可能性が高いです。
すなわち、「最低最悪の魔王」の呼び名は「オーマの日」に起きた惨劇がオーマジオウの手によるものだ、という敵側の情報操作の末に名付けられたものであり、本人が言った通り真実は「最低最悪の状況から可能な限りの未来を奪い返した最高最善の魔王」であり、紛れもなく人類の自由と平和のために闘った仮面ライダーだったのです。
彼の玉座が人のいない荒野にポツンとあるのは、無関係な人を巻き込まない為とおもわれます。
また視聴者に絶大なインパクトを与えた『初変身の像』も、知らずとは言えクォーツァーの片棒を担いでしまった自身への戒め、及び過去改変を行おうとする者への目印であったのかもしれないです。
そんな彼を最低最悪の魔王と呼んで襲っていたレジスタンスは、ウォズがクォーツァーの一員でありながらかつてはレジスタンスの隊長クラスだったことや、タイムマジーンやジクウドライバーといったただのレジスタンスには到底手の届かないはずの存在を考えると、実際にはクォーツァーの残党でありオーマの日を起こした者、そして彼らに扇動された生き残りの民衆であるということになります。
メリディアンサッシュというオーマジオウの子午線を現す権威ある金色の勲章で、襷状にかけらている腕時計のベルトようなものは半径4km以内の触れたものを異次元へと送る効果を持ちます。
つまりEP01で放った波動はこの器官から放たれた可能性があり、その場合彼らを容赦なく葬っているようにも見える描写に関しては本来守るべき民を殺さないようにレジスタンスたちは死んだかのように見せかけただけという事になります。
そしてオーマジオウの誕生の条件がおそらく「喪失」(最初は守るべき民の喪失、最終回では仲間の喪失)する事なので写輪眼かな、その場合オーマジオウの力がめざめる前に「オーマの日」にてカッシーンやダイマジーンによる惨劇が起こり、食い止めることが出来ずに喪失を経験してオーマジオウが降臨したという事になります。
そこを鑑みると喪失を経験せずにオーマジオウの力を行使できる「オーマフォーム」はソウゴが理想とする力になるでしょう。
因みに「ウォズの裏切り」についてですが、ウォズは元々クォーツァーの一員だったことを踏まえると、「オーマジオウに感化され改心した」という事になり、上述の事もあり仲間が死なないことが分かってるからあえてあのような行動に出た、という事だと思われます。
「仮面ライダージオウ」のオーマジオウに隠された悲しき真実とは?
オーマジオウのスペックは
•ラスボス級怪人を一撃で葬り去る超常的なまでの戦闘力。
•複数の並行世界を含む時空の破壊・創造(あくまでこれも能力の一端でしかない)。
•たすき掛けした「メリディアンサッシュ」による異次元への物質転移(EP01でオーマジオウが見せていたレジスタンスの蹂躙も異次元に送っただけで殺害はしていない可能性がある)。
•スーツ自体も四肢に内蔵された人工筋肉や形状変化機能によって装着者に超常的な運動能力を授ける。
•各所の装甲は鋼鉄の1200倍の強度を持つ「ザバルダストグラフェニウム」や重量と密度を自在に変化させられる「ダークマターインゴット」などで作られ、さらに呪
•術的な力であらゆるダメージを萎縮させる機能を加えることで極限の防御力(ジオウトリニティやグランドジオウと戦ってもかすり傷すら付かないレベル)を得ている。
•ザバルダストグラフェニウムと超鋼ダイヤを組み合わせた頭部フレームに至っては、もはや破壊不可能なほどの強度を持つ。
•ボディスーツが持つ最高レベルの自己修復機能により身体にダメージがほとんど蓄積せず、変身者の身体能力を遥かに上回る戦闘でも半永久的に続行できる(道理で68歳になっても戦い続けられるワケである)。
•オーマジオウのスーツにはドライバーから発生する無尽蔵かつ莫大なエネルギーを生体エネルギーに変換して全身に供給する装置も備わっており、未来世界では加齢に伴うスタミナ面の問題をこの装置で克服していた可能性がある。
•頭部の「パラレルラトラパンテ」により平行世界や別の時間に存在する変身者の意識と感覚共有可能(おそらくこの機能によってオーマジオウはソウゴが様々なウォッチを入手したことを感知していたり、過去の自分と会話をしていたと思われる)。
•触角に相当する「トランセンデンスブレード」や装甲兼計測装置の「ソナカウントパッド」など、身体の各所に備え付けられたセンサー類によって、周囲の計測どころか敵が攻撃・回避を行うタイミングの予測すらできる(ただし、この機能自体は通常形態のジオウの時点で記載されていたものである)。
•さらに額の「オーマシグナル」は各種センサーの計測結果を統合・分析し、どんな敵であろうとも変身者の力が上回るようにシステム歩度を調整する機能を持つ。
•因果律操作による物体の操作や空中浮遊・高速移動。
•複眼部分は常に1000~1200℃の熱を発しており、その気になれば目からビームも出せる。
•全ライダーの力を受け継いでいる、つまりゼロノスの力も受け継いでるので世界改変による影響で存在が消えてもしばらくしたら元に戻る。
……と、どれ一つ取ってもチートな能力が目白押し。
ですがこれには悲しい真実が隠されているのです。
複数の並行世界を含む時空の破壊・創造する力は、それを行使する時点で「世界をもっとよくしたい」という願いは潰えている(=世界は荒廃し、あるいはリセットを余儀なくされている)ので
ソウゴにとって「王様になる」願いは「世界をよくする」と言う目的のための手段であるため、オーマジオウになった時点で手段だけ残って目的が消えてしまっているのです。
さらに「オーマシグナル」でどんな敵であろうとも変身者の力が上回るようにシステム歩度を調整するので時代を駆け抜けた平成仮面ライダー達もいない、仲間も友もいない、家族もいない、民もいない、状態で、
あまりに強すぎて敵すらいない、平成のまま時代が止まるので未来もない、王ゆえに敗北も死も許されない、とソウゴの求めたものが失われた先に到達するのがオーマジオウという事を意味します。
オーマジオウのスーツにはドライバーから発生する無尽蔵かつ莫大なエネルギーを生体エネルギーに変換して全身に供給する装置も備わっていますがそれは何も食べなくても死ぬことはないという意味を示しており、裏を返せば「大好きだった唯一の家族のおじさん、常盤順一郎の手料理をもう食べられない」という事になります。
また、変身に必要なオーマジオウドライバーは構造上、ジクウドライバーと違ってそれ自体は回転せず内部機構だけが回る、これは言いかえれば、「時計」が回らない→時間が進まない→オーマジオウから先の歴史が存在せず、常盤ソウゴの時間も止まったまま、という事になります。
この事から、まさしくオーマジオウの在り方は、ソウゴ自身の人間性と合わせて「最高・最善・最大・最強王」だが、裏を返すとただそれだけであり、オーマジオウとは極論すれば「平成と言う、既に終わった時代の遺物」でしかないという事になります。
非常に悲しく、そして虚しい真実ですね。
そして先ほどのオーマジオウ誕生の条件ですが、最終回での覚醒は「喪失」したのが仲間である明光院ゲイツ=仮面ライダーゲイツの死であり、その時の遺言が「オーマジオウになれ」そしてオーマジオウドライバーはジクウドライバーが変質したものであり、そのドライバーが元々明光院ゲイツの物です。
この事からオーマジオウを降臨させたのは他でもない今まであれだけオーマジオウの誕生を阻止しようと努力してきた明光院ゲイツによるものだという事になります。
非常に悲しく、そして皮肉のきいた真実ですね。
「仮面ライダージオウ」はなぜあのような結末になったのか
存在を担保していたアナザーディケイドの消滅に伴い怪人たちも消滅し、ツクヨミの世界をも取り込んだ世界は「オーマジオウの世界」として安定し、世界を救った救世主として未来永劫王として降臨し続ける資格を得ます。
しかし、ソウゴはそれをよしとせず、融合してしまった今の世界を破壊し、元の状態に戻すことを選択しました。
それは王になれる資格を捨てるという事です。
その選択をソウゴがした理由はソウゴが未来の自分に言った「世界を救ったのは、ゲイツや、ツクヨミや、ライダー達みんなの力だ。 みんなのいない世界で、俺1人王様になったって仕方ない…」という事もありますが、
ソウゴから見れば「共に戦った仲間がいなくなった」「世界の融合に伴い平成ライダー達もいなくなった」「今までの戦いと託されたものを背負えば、2068年のオーマジオウと同じことになる=今まで受け取って来たものを背負い続けることで、結果的にそれが無駄になる」ため、背負ったものを再び返してでも世界を元に戻さなければならなかったからという側面もあります。
なら2068年のオーマジオウもそうしろよ!と思うかもしれませんが、2019年のソウゴにはオーマジオウの力よりも大切な友の存在があったからできただけであって2068年のオーマジオウにはオーマジオウの力よりも大切なものが無かったために捨てようにも捨てられなかったから2068年のオーマジオウにはその選択が出来なかったのだと思います。
以上のことからオーマジオウの力を持ちながらも徹頭徹尾ヒーローであり続けたオーマフォームこそが、ジオウというライダーが本来到達すべき極致だったのかもしれませんね。
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