世界まる見え!|ダム建設で沈みかけたエジプトの神殿「アブ・シンベル神殿」場所は?歴史は?世界遺産のルーツ?|9/23
今日放送の世界まる見え!にてダム建設で沈みかけたエジプトの神殿「アブ・シンベル神殿」が紹介されます。
いったいどんな神殿なのか、皆さん気になりますよね?
そこで今回は「世界まる見え!|ダム建設で沈みかけたエジプトの神殿「アブ・シンベル神殿」場所は?歴史は?世界遺産のルーツ?」について紹介していきたいと思います。
世界まる見え!|ダム建設で沈みかけたエジプトの神殿「アブ・シンベル神殿」場所は?
場所はエジプト アスワン県のアブ・シンベルにあります。
カイロから南へ1,180Km、アスワンからさらに南へ280Kmのところにあります。
観光の際に訪れてみてはいかがでしょうか。
世界まる見え!|ダム建設で沈みかけたエジプトの神殿「アブ・シンベル神殿」の歴史は?世界遺産のルーツ?
オリジナルは、砂岩でできた岩山を掘り進める形で作られた岩窟神殿で大神殿と小神殿からなります。建造主は新王国時代第19王朝の王、ラムセス2世で、大神殿は太陽神ラーを、小神殿はハトホル女神を祭っています。
1813年にスイスの東洋学者ヨハン・ルートヴィヒ・ブルクハルトによって小壁の一部が発見され、1817年にブルクハルトの知人であったイタリア人探検家ジョヴァンニ・バッティスタ・ベルツォーニによって出入り口が発掘されました。
1960年代、ダムの建設計画により、水没の危機にありましたが、ユネスコによって正確に分割されて、約60m上方、ナイル川から210m離れた丘へ、コンクリート製のドームを基盤とする形で移築される救済活動が行われました。
現在ではダムの建設によってできた人造湖のナセル湖のほとりにたたずんでおり、この大規模な移設工事がきっかけとなり、遺跡や自然を保護する世界遺産が創設されました。
アブ・シンベル神殿は世界遺産の象徴的な遺跡で、文化遺産として登録されています。
この神殿では、年に2回神殿の奥まで日の光が届き、神殿の奥の4体の像のうち、冥界神であるプタハを除いた3体を明るく照らすようになっており、観光客の目玉となっています。
本来はラムセス2世の生まれた日(2月22日)と、王に即位した日(10月22日)にこの現象が起こるものでしたが、神殿の移設により現在は日にちがずれています。
アブ・シンベル大神殿
大神殿の四体の像はラムセス2世で、その前に並んでいるのは家族の像です。
奥にはプタハ神、アメン・ラー神、ラー・ホルアクティ神、そしてラムセス2世の像があり、像の脚にはヌビア遠征に赴いたギリシャ人傭兵による古代ギリシャ語の落書きが彫られています。
ラムセス2世像のうち向かって左から2体目は神殿完成の数年後に起きた地震によって崩れ、頭部の一部が2体目の前に転がっています。直せよ
壁には神聖化された聖なる船の前で儀式を行う場面が描かれており、浮き彫りに王の業績、北の壁にはカディシュの戦い、南の壁にはシリア・リビア・ヌビアとの戦いが描かれています。
アブ・シンベル小神殿
ハトホル神と王妃ネフェルタリに捧げられた神殿。
立像が6体あり、そのうちの4体は王、2体はネフェルタリで、脇には王子と王女を配置しています。
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